
リフォーム
開口部の断熱改修
必須工事❶
- ※必須工事の1カテゴリーに該当
- ※必須工事の1カテゴリーに該当
本事業の事務局に登録された型番の製品を使用した工事のみを対象とします。
開口部の断熱改修は、断熱性能(ZEHレベル)や建築物省エネ法に基づく地域区分によって対象となる製品が異なります。
また、開口部の断熱改修には、「防犯性の向上に資する開口部の改修」、「生活騒音への配慮に資する開口部の改修」または「防災性向上改修」に重複して該当する工事を含みます。
なお、リフォーム工事を行う窓の性能によっては、「先進的窓リノベ2025事業」においてより高い補助を受けられる場合があります。詳しくは、当該事業の「対象要件の詳細」ページをご確認ください。(同一製品について複数の補助事業を重複して申請することはできません)
対象となる工事の基準
改修後の開口部の熱貫流率※1および日射熱取得率が、一定の基準値以下となるよう行う次のイ~ニのいずれかに該当する断熱改修を対象とします。
イ |
ガラス交換※2 |
既存窓を利用して、複層ガラス等に交換※3するものをいう。(詳細は、先進的窓リノベ2025事業ホームページ>対象工事の詳細>ガラス交換を参照ください。) |
---|---|---|
ロ |
内窓設置 |
既存窓の内側に、新たに窓を新設するもの、および既存の内窓を取り除き、新たな内窓に交換するものをいう。ただし、外皮部分に位置する既存外窓(ドア)の開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限る。 |
ハ |
外窓交換 |
既存窓を取り除き、新たな窓に交換するもの、および新たに窓を設置するものをいう。
|
ニ |
ドア交換 |
既存のドアを取り除き、新たなドアに交換するもの、および新たにドアを設置するものをいう。
|
- ※1令和7年4月に更新された国立研究開発法人建築研究所が公表する「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」の「2.エネルギー消費性能の算定方法 2.1算定方法 第三章 暖冷房負荷と外皮性能 第三節 熱貫流率および線熱貫流率 5.部位の熱貫流率 5.2 開口部 5.2.4大部分が透明材料で構成される開口部(窓等)または大部分が不透明材料で構成されている開口部 (ドア等)の熱貫流率」に基づき、開口部の熱貫流率は、JIS A 2102-1 などによる方法の他、当該窓およびドアの仕様に応じて付録Bで定める熱貫流率の値によることもできます。
- ※2障子枠(ガラス+フレーム)のみを交換し、枠を交換しない、または新たに設置しない場合には、ガラス交換として取扱います。
- ※3ドアに付いているガラスのみ交換の改修は対象外となります。
熱貫流率 / 日射熱取得率と性能区分コード
熱貫流率 |
1.1 |
1.1超 |
1.5超 |
1.9超 |
2.3超 |
─ |
─ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日射熱取得率 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
0.52 |
0.65 |
性能区分 |
P |
S |
A |
B |
C |
Y |
Z |
熱貫流率の基準値
- ※単位:基準値(性能区分コード)
建て方 |
地域の区分ごとの熱貫流率の基準値※1 |
||||
---|---|---|---|---|---|
1〜2 |
3 |
4 |
5〜7 |
8 |
|
戸建 |
1.9(A) |
1.9(A) |
2.3(B) |
2.3(B) |
─ |
共同 |
1.9(A) |
2.3(B) |
2.9(C) |
2.9(C) |
─ |
- ※1基準値以下の熱貫流率の製品が対象となります。
日射熱取得率の基準値
- ※単位:基準値(性能区分コード)
対象 |
建て方 |
地域の区分ごとの熱貫流率の基準値※1 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
1〜2 |
3 |
4 |
5〜7 |
8 |
||
窓およびドア |
戸建 |
─ |
─ |
─ |
─ |
0.52(Y) |
共同 |
─ |
─ |
─ |
─ |
||
ガラス |
戸建 |
─ |
─ |
─ |
─ |
0.65(Z) |
共同 |
─ |
─ |
─ |
─ |
- ※1基準値以下の日射熱取得率の製品が対象となります。
本事業のガラス交換においては、下表に示す建具の仕様に応じたガラス中央部の熱貫流率の基準値以下の製品も対象とします。
建て方 |
サッシ仕様※1 |
地域区分ごとのガラス中央部の熱貫流率の基準値 |
|||
---|---|---|---|---|---|
1〜2 |
3 |
4 |
5〜7 |
||
戸建 |
樹脂・木 |
1.3 |
1.3 |
1.9 |
1.9 |
金属とその他 材料の複合 |
0.99 |
0.99 |
1.4 |
1.4 |
|
金属製 |
0.54 |
0.54 |
1.0 |
1.0 |
|
共同 |
樹脂・木 |
1.3 |
1.9 |
2.8 |
2.8 |
金属とその他 材料の複合 |
0.99 |
1.4 |
2.2 |
2.2 |
|
金属製 |
0.54 |
1.0 |
1.7 |
1.7 |
- ※1リフォーム専用ガラスは金属製サッシが前提となります。
「建具とガラスの組み合わせ」による開口部の熱貫流率
(建具の仕様とガラス性能から算出)
大部分がガラスで構成されている窓等の開口部
大部分がガラスで構成されていないドア等の開口部(2ロック、掘込み錠)
- ※欄間付のドア、袖付のドア、欄間付の引戸、袖付の引戸には適用できません。
対象工事内容ごとの補助額
1箇所あたりの補助額 × 施工箇所数 を補助額とします。
- ※「防犯性の向上に資する開口部の改修」、「生活騒音への配慮に資する開口部の改修」または「防災性の向上に資する開口部の改修」に重複して性能を満たしている場合、より高い補助額に該当する交付を受けることができます。
大 |
ガラス交換※1 |
内窓設置※2 |
外窓交換 |
ドア交換 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
面積※3 |
1枚あたり |
面積※4 |
1箇所あたり |
面積※4 |
1箇所あたり |
面積※4 |
1箇所あたり |
|
大 |
1.4m² |
14,000円 |
2.8m² |
17,000円 |
2.8m² |
34,000円 |
開戸:1.8m²以上引戸:3.0m²以上 |
49,000円 |
中 |
0.8m² |
10,000円 |
1.6m² |
13,500円 |
1.6m² |
27,000円 |
─ |
─ |
小 |
0.1m² |
4,000円 |
0.2m² |
11,000円 |
0.2m² |
22,000円 |
開戸:1.0m²以上 |
43,000円 |
- ※1ガラス交換は、箇所数ではなく、交換するガラスの枚数を乗じて算出。ドアに付くガラスのみ交換の改修は対象外とする。
- ※2内窓交換を含む。
- ※3ガラスの寸法とする。
- ※4内窓もしくは外窓のサッシ枠または開戸もしくは引戸の戸枠の枠外寸法とする。
確認方法
性能を証明する書類
対象工事に応じて以下の書類を確認します。
申請するガラス、窓、ドアごとに1部ずつ提出してください。
対象工事 |
提出書類 |
発行者 |
注意事項 |
---|---|---|---|
ガラス交換 |
性能証明書 |
建材メーカー |
ガラスごとに1枚提出 |
内窓設置 |
窓ごとに1枚提出 |
||
外窓交換 |
窓ごとに1枚提出 |
||
ドア交換 |
ドアごとに1枚提出 |
工事が行われたことを証明する書類(工事写真)
工事写真で工事が行われたことを確認します。
申請する設置箇所ごとに、工事前後でそれぞれ1枚ずつ撮影し、アップロードしてください。
- ・必ず工事前の 写真を撮影してください。 (忘れた場合、補助金の交付を 受けることはできません。)
- ・必ず工事後の 写真を撮影してください。 (忘れた場合、 後日撮影が必要になります。)
工事写真を撮影するためのスマートフォン用アプリ「工事写真撮影アプリ」について、詳しくはこちら。